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TADAMASSA YOKOYAMA
FLOWERS
Painting an Infinity of Colors
宇宙の営みは常に変化し続けています。地球では自然界の進化の流れは微弱でしたが、人間という生命体の誕生によって、その流れは短期間で異常な変化が見られています。
人類が五感で生きていた時代は長く続き、自然の調和は保たれていました。
しかし、幸の意義は富に変化し、富は神の概念をも飲み込んで欲のスパイラルへと
陥ってしまいました。人類の横暴な振る舞いによって自然の調和は破壊され、地球という生命体そのものの存続が危ういものとなってきていることは、既に承知のとおりです。
この異常な環境の中を生き抜くために、あらゆる生命体もまた藻掻き苦しみ、多くが絶滅して来ましたが、変異を繰り返しモンスター化したものだけが存続できる世界となってしまいました。
私達はこの複雑化した社会で、情報の洪水の中を生きていかなくてはなりません。
そこで、五感を蘇らせ、創造の美を追い求めることを人生の基軸とすることが大事なのではないでしょうか。
知と愛を持ってこの世に生きとし生ける全ての他者を想い、善なる精神に於いて少の色彩で世を見つめ、己を見ることです。
単純な色彩の中に無限の色彩が有る様に、無限の真理がそこに存在しているのですから・・・。
この絵画は生命体の存在の危に問いかけているのです。
横山忠正
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